この店、生涯で一度だけ行った事はあるから「へええ～」と思ったんだよね。
別にアキバにしょっちゅう行ってたとかでは全然ない。
私はアキバ自体は人生で3度位しか行ってない。
しかも、この「肉の万世本店」へはプライベートではなく仕事で行った。
かなり昔の若かかりし頃だ。
同じ会社の男の営業と二人だったのはよく覚えている。
営業と二人だったって事は客先に行った帰りという事だ。
自分が客先に出向くような仕事をしていたのは生涯で限られているので、どの会社に在籍していた時かはわかる。
ただ、客先も仕事内容もてんで記憶にない。
秋葉原でランチするような、秋葉原付近の客なんていたっけ？って感じなのだ。
ただ、営業が痩せてて背が低くて、自分に対してちょっときつめで意地悪気な発言をする人間だったのだけをよく覚えてる。
っていうか、だから覚えているんだと思う。
私はつくづく「嫌な記憶」ばかりを覚えている人間なのだ。
客先に行くというただでさえ緊張する業務に同行する営業が、自分に対して当たりがキツかったのがプレッシャーで精神的負担だったから記憶に残っているのだろう。
そしてその疲れる業務の後のランチだったという訳だ。
秋葉原本店は橋の近くにある、確かビル全体が色々な「肉の万世」だった気がする。
その中の3階位のフロアで食べた。
安いランチコースだったのもあるんだろうけれど「美味しかった」記憶など全くない。
ただ「肉の万世」をディスりたい訳ではなく、私は人との会食、特に仕事上の人間が絡む会食なんかで、食事を美味しく味わえた事などないのだ。
発達障害あるあるだが、私は「食べる」時は「食べる」、「話す」時は「話す」のそれぞれに集中したいのだ。
マルチタスクがダメなのだ。
両方こなさなければならない時、私はどちらのタスクも集中できなくて疎かになり非常に疲れる。
人とのランチ、特に仕事がらみの人間とのランチはホントに苦痛でしかなかった。
特に、客先に行くというただでさえプレッシャーのかかるタスクの後に自分に対してちょっと当たりのキツイ親しくもなんともない営業とのランチは精神的負担だったんだろな～と思う。
しかし、肝心の客自体は全く覚えてないから、お客は凄く優しい人達だったんだろうな～。
yahooのトピックの「肉の万世秋葉原本店閉店」の記事を見て、そんなどうでもいい思い出にふけった。
その営業の名前も顔も全然思い出せない。
ただ、背が低くて、痩せてて、そして、微妙に嫌味とチクっと言ってくる人間で、その時はそんなに傷ついた思い出もないのだが、今でも覚えてるって事はかなりプレッシャーだったんだと思う。
物凄く虐められたとかパワハラしまくられたとかいう訳ではないが、自分にこういう微妙に当たりのキツイ人間ってたくさんいたな～と思う。
そして、自分はそういうネガティブな対応をされた事を実によく覚えてる。
世間の人間全員が自分にきつかった訳ではなく、優しい対応されたり嬉しかったりした事だって結構たくさんある。（はずだ）
でも、そういうポジティブな記憶はホントに全然思い出せない。
こういう性格じゃそりゃメンタル病むよな～と思う。
でも、どうしようもない。
意識して悪い記憶ばかりしっかり覚えておこう！なんて思ってるわけじゃ全然ない。
できれば、悪い記憶なんかきれいさっぱり忘れて、いい記憶ばかり残しておきたいさ！
